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【メタルコア・ラウドロック】ラウドロックファンに知って欲しいこと

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世界的にはラウドミュージックはメジャージャンルである

我々日本人はハードコアやメタルなどのジャンルをラウドミュージックと一括りにしている。そんな「ラウドミュージック」であるハードコアやメタル、特にメタルに関しては世界的にはメジャーなジャンルであり、日本は世界の中、もっと狭めてアジアの中で見てもメタル後進国と言えるだろう。そんな日本では今、10年前と比べて明らかにラウドミュージックがメジャーになりつつある。だがそれはラウドミュージックではあるが、ハードコアやメタルではない。「ラウドロック」という新たなロックのジャンルなのである。

ラウドロックとメタルの違いは?

ラウドロックとは簡単に言うと、重い邦ロックということらしい。だがその成り立ちは細かなヘヴィミュージックでバンドを分けてしまうと当時日本ではそういったバンドの総数が少なくひとまとめにしてしまおうということから(恐らく雑誌が)生まれたワードのようだ。だがそうなるとラウドロック創世記の元々のバンドたちは確かに各々がその細かなジャンルと言われてしまったジャンルの音楽をしていたはずなのである。筆者が覚えている範囲で言えば、Pay money To my Painの故人K氏が00年代初期に活動していたGUNDOGは明らかにKornなどを強く意識したニューメタルだったし、初期のFACTはスラッシュメタルだった。FACTはメンバーが増えてから解散までの時期はハードコアに寄せた曲が増えて筆者は大変嬉しかったのが記憶に新しい。

Kornは90年代アメリカでの爆発的なニューメタルブームの日付役となった。(2010年を過ぎてからまた世界的にニューメタルブームが来ておりそれは今も継続中である)


また、今や世界的なメジャーバンドとなったLinkin Parkも初期はニューメタルだった。GUNDOGはKornよりもLinkin Parkのほうが近いだろう。

このようにラウドロックと呼ばれていたバンドたちも最初は今のラウドロックとは違う音楽をやっていたと分かるだろう。だが当時の日本ではまだまだいわゆる日本国内のメジャーレーベル契約を目指すような構造になっていたため、もっと一般リスナーにも入りやすいような、聴きやすいような、そんな耳障りの良い物が求められていた。そしてそんな状況が今のラウドロックのようなニッチ過ぎずポップ過ぎずといったような音楽になっていたのだろう。

ラウドロックはもはや日本の文化である

ラウドロックの歴史は浅くはなくなってきた。そんな中では当然出てくるのである、売れる為にニッチさを捨てたラウドロックバンドではなく、そんな半分不本意(かもしれない)な「ラウドロック」に影響されて生まれたラウドロックがやりたくて始めた人間が。今出てこようとしているラウドロックバンドのほとんどはそんなラウドロックが好きな人たちがやっている「本当の」ラウドロックなのである。なぜこんなことが言えるかというと、現在は当時総数が少ないと言われていたハードコアやメタルコアのバンドが日本で増えた為、わざわざラウドロックを名乗る必要がなくなったのである。むしろ今日本ではDjentブーム真っ只中であり、メタルコアバンドは増え続けているのだ。

本題

ラウドロックという単語は日本でしか通じない。海外ではまったく通じない。そして日本人のメタルコアリスナーは海外からのヘヴィミュージックとラウドロックは明確に区別してる。ラウドロックはあくまで海外のヘヴィミュージックを日本人がアレンジしたというものだ。ラウドロックリスナーはメタルコアリスナーに対してその辺りを配慮することが必要だ。メタルコア(国内外問わず)とラウドロックは区別されるべき物。実際の楽曲の中身から演奏者、理念(のようなもの)に至るまで同じものではない。

また、メタルコアリスナーもラウドロックを認める必要があるだろう。ラウドロックはメタルコアのパチモンなどではなく、確実に、日本の音楽文化に根付いた物と言えるはず。メタルコアとラウドロックを明確に区別はされても、ラウドロックを罵れるような時代は終わった、それはただ別ジャンルを罵倒しているのに過ぎない。

最後に

ここからは筆者の愚痴みたいになってしまうのだが、某ラウドロック雑誌激○ックでメタルバンドの紹介をされるのは違和感がある。(UNDEAD COOPORATIONがラウドロックは無理があんだろ~と思っていた。たとえ雑誌の中で本人たちがラウドロックと肯定していてもね)海外ラウドロック特集と題してメタルコアやポストハードコアバンドが紹介されているのを見ると悲しいようななんともとれない憤りを覚える人は少なからずいることだろう。日本国内の音楽シーンはもっと広く「ラウドロックじゃないヘヴィミュージック」を知る必要があると考える。それは今までで一番音楽というコンテンツが手軽になった今の時代なら不可能ではないはずだからだ。

前々関係無いが、Crossfaithはラウドロック的な区別のされ方をされているが、初期は紛れもなくメタルコアだし、最近はヘヴィーメタルだと思っている。アルバムXenoはブレイクダウンこそあれど、メタルコアを捨て去りヘヴィーメタルとして洗礼された印象を持った。ラウドロックにしては美し過ぎる。

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